Ideas女性建築家と創るかたち

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経験+感性=IDEAS

建築家(設計士)、設計事務所というと、なんとなく敷居が高い?いったい何をしてくれるの?だまされたりしない?(だましません!)なんて不安に感じる方もいらっしゃると思います。
設計事務所に仕事を依頼する際の一番の利点は「提案力(idea)」だと思っています。
私達アーキグラムは、デザイン(意匠設計)、機能(構造、省エネ等)、コスト(見積調整)、工事監理を含むトータルのバランスを考えながら、お客様の希望を「かたち」にします。
具体的に、どんなご提案を普段しているか、一部ご紹介いたします。

たとえば提案があります

[ キッチン ]

最近のキッチンのはオープンキッチンが多く、壁などで仕切られておらずリビングやダイニング内にある開放的でおしゃれな住宅設備であり大きな家具でもあります。
形状はアイランド、ペニンシュラで、リビングやダイニングに向く対面レイアウトが多くあります。窓からの眺めが気持ちいいなどの理由で、壁付けのキッチンにすることもありますが、その場合も背面には作業台などを配置してあげると、収納や家電置場、またゴチャつきがちなキッチンの足元を隠すのに効果的です。
Ⅰ型、Ⅱ型、L型と、キッチンの形状も色々ある為、どこに収納と作業台をもってこれるか、キッチンを置く位置によっても変わる為、多様なご提案をしております。個室タイプのキッチンが好き!という方もいらっしゃいます。理由は煙や匂いがリビングやダイニングに流れにくいということや、じっくり一人で集中して作業したい、などの理由が多いのですが、同時に孤立感や閉そく感などを感じやすくもなる為、工夫が必要です。
壁の一部に窓を設けて、開閉することで、オープンキッチンのような開放感も味わえ、壁もオープンキッチンよりたくさんある為、収納量が格段に上がります。
仕切り壁を天井まで上げない事で、リビングやダイニングとの天井がつながり空間的な一体感ができるため、閉そく感も軽減されます。
どのタイプのキッチンであっても、作業性、収納力、意匠性(見た目)。
これらがバランスよく整ったキッチンをご提案するようにしています。

オーダーキッチン・造作キッチン

キッチンをオーダーして造るという事もできます。メーカーのセミオーダー品もあれば、部品を一つずつ選んで家具屋さんに作ってもらう方法もあり、金額も選ぶ形状や部品・素材によって様々ですが、衣食住の食を担う重要な部分であり、料理が好きな人もそうでない人でも、キッチンをどの場所にどのように作るかは全体の動線やインテリアに大きく影響する部分です。
天板はステンレス、人工大理石、高圧メラミン、タイルなど色々な選択肢があります。
面材も、無垢の木から突き板(木を薄くスライスして貼りつけた合板)、メラミン、ステンレスで業務用の厨房のように作る事も可能です。

システムキッチン

システムキッチンは、圧倒的なコスパ商品なので、多くの現場で使用されています。
ショールームで実際の物を確認しやすく、各社使い勝手の良さを競っている為、システムキッチンを上手く利用する事も予算コントロールでは重要です。
カウンターテーブルを造作で家具屋さんに作ってもらったり、手元を隠す立ち上がり腰壁を大工さんに作ってもらったりして、Ⅰ型のキッチンを覆う事で対面キッチンを作る事が出来ます。腰壁の立ち上がりを高くすると、流し台周りのゴチャゴチャが隠れるので、整理整頓が苦手な方にはこのタイプを選ばれる方が多いです。

個室・背面収納・その他

個室キッチンのいいところは、壁が多く収納が多少雑多になっても、リビングやダイニングからは隠しやすい点。雑多にならないよう、キッチンエリアでの収納はできるだけ確保するようにします。
背面収納や流し台の上に吊るすタイプの収納棚も、オープンキッチンの場合は見た目に注意して、既製品ではなく造作する事が多いので、システムキッチンと造作収納などの組み合わせも多くご提案しています。

[ パントリー ]

キッチンの近くにはできるだけパントリーを配置するようにしています。
あると便利な空間で、奥様からのご要望がとても多いコーナーでもあります。
買い置きの食材から、食器、調理家電置場として、また一部リビングの収納としても使い勝手がよく、可変性を持たせることで、使ってみてから、棚の位置をかえたり、自分の使いやすいようにカスタマイズしていただく事が可能です。

特に、オープンキッチンではトースターなどの家電が多く見えるところに並んでいるとスッキリしない為、パントリー内に入れておくことでリビングからの見た目も美しく保つ事ができます。
個室としてのパントリーが取れない場合は、背面収納やトールの収納棚をキッチン内に取れるように計画します。

[ 洗面所 ]

洗面台はほとんどが造作でご提案しています。近頃、洗面室と脱衣室を分ける事も多く、洗面室はお客様に使ってもらう時も、生活感をあまり感じさせないようなコーナーにする為、既製品の洗面台ではなく、ボールや天板、水栓、ミラー、収納棚、照明、タイルなど一つ一つ選択することでお気に入りの空間になるようご提案致します。

[ 浴室 ]

キッチンと同じく、浴室もシステムバスルーム(ユニットバス)と造作でつくる在来工法のバスがあります。在来工法の浴室は、浴槽、水栓、タイル、照明器具など、好きなものを組み合わせて作る為、リゾートホテルのバスルームのような設えが可能になります。機密性やメンテナンスを考えるとシステムバスは優れている為、システムバスをご提案する事も多いのですが、一日の疲れを癒す、または一日の始まりの為、お風呂にこだわりたいという方は是非在来工法の浴室をお勧めします。

[ 中庭・バルコニー ]

中庭やバルコニーを部屋の間に取ることで、プライベートな庭を作る事ができます。プライベートな庭とは道路や隣地からの視線を気にすることなく、寛げるスペース。また、アウターリビングのように、中庭・バルコニーのデッキの床レベルをリビングに合わせることでリビングが実際よりも広く見えたりするなど、中庭・バルコニーのメリットはたくさんあります。
採光の点でも中庭・バルコニーは重要なので、ご提案の多い空間になります。

[ 玄関&SICL ]

玄関は家の顔とよく言われます。玄関をすっきり片付いた空間に保つ為には、近くにSICL(シューズクローク)がある事が重要です。
SICLは収納力にこだわり、可動棚をつけることが多く、家族の動線上に持っていくことで、使いやすい空間になります。
玄関扉も既製品のアルミ玄関扉を使う場合と、木製の玄関扉を使うのでは見た目も金額も変わります。地域によっては防火性能を要求される場合があるので、アルミ製の木製品玄関扉を使う事も多いのですが、造作の玄関には既製品はない趣があり条件が許せばご提案したいコーナーです。

[ 寝室&WICL ]

主寝室の傍にはWICL(ウォークインクローゼット)を配置します。
この空間はプライベートな空間になるので、クローゼットと寝室の間にはドアなどは設けずにコーナーとしておくことで、閉そく感をなるべく減らします。

主寝室に設置するエアコンをクローゼットにも回せるように壁を上部開けておくなどのご提案もしております。
スペースが許せばPCコーナーを中間点に作る事で、リモートワークにも利用していただけます。

[ DEN・スタディーコーナー
・ワークスペース他 ]

DENと言うと、男の隠れ家的なイメージをもちますが、作業をするスペースとして、カウンターがあり、本などを収納する棚があり、椅子に座って落ち着いてPCや勉強、仕事をするスペースとして必要なコーナーになりました。
個室型がいいか、パブリックエリアに設けた方がいいかなど、ライフスタイルを考えながらご提案をさせて頂きます。

[ ファミリークローゼット
&室内干し ]

ファミリークローゼットに関しては、リビング周りに、あると便利なコーナーということで、可能な限りご提案している一つです。
リビングが散らかる一番の要素は衣類なので、個室のクローゼットまでいかなくてもすぐにしまえる場所に家族共用のクローゼットを設けることで、片付いたリビングが保て、そこを室内干しなどとして利用することで、洗濯-干す-畳む-片付けるの一連の動線が一か所で出来る事になり、時短や家事の効率化を叶えてくれます。